セルフケアについて

セルフケアを失敗しないためのコツ

当院では、日々のセルフケアはとにかく「適度に取り組みましょう」と、患者さんに指導しています。

例えば、全ての患者さんにおすすめしている半身浴ですが、目標のラインは、週に4回、30分以上を目安に行ってもらっています。
(お風呂が苦痛にならない方や時間に余裕がある方なら、回数も時間も自由に増やしてもいいですよと、お伝えしています)

働いている患者さんが多いため、その方々のライフスタイルを考慮すると、週に2日のお休みで2回。
平日のどこかの日に2回。

合計4回というラインであれば、あまり入浴の習慣が無い方でも、なんとか行うことができる現実的なラインではないかと考えました。

実際、これくらいのペースであれば、働いている患者さんでもなんとかクリアできています。

指導する側の人間の中には、自らがストイックにケアを行っているためか、患者さんに対しても、相当重荷になるようなケアを強制する方もいますが、個人的にはあまり賛同できません。

というのも、心や身体に、なんらかの問題を抱えている方々は、真面目過ぎる、責任感が強い、心配性、完璧主義、罪悪感を持ちやすい、落ち込みやすい・・
といった方が多いものです。

そのような方々に厳しいセルフケアを義務付けると、大抵の場合、とても真面目に取り組もうとします。

しかし、そもそも、ストイックなセルフケアを完璧に継続できる方など、そう多くありませんから(仕事や子育てをしている方ならなおさらです)、結果的に、完璧にクリアできない自分を責めたり、罪悪感を抱いてしまう方々が多いのです。

すると、心身をより良くするためのセルフケアが、皮肉にもストレスの種となり、今までよりも、さらに生きづらくなってしまう可能性があります。

当院では、そういった状態になることを避けるためにも、できるだけ適度にセルフケアに取り組んでもらうことを推奨していています。

おそらくその方が、セルフケアを継続するモチベーションも保ちやすいでしょうし、結果も出やすいのではないかと考えています。

前述したように、心や身体に、なんらかの問題を抱えている方の多くは、真面目過ぎたり、完璧主義的な傾向があります。
そしてそもそも、そういった無理を長年続けてきたからこそ、病気になっているとも考えられます。

それなら、毎日のセルフケアを通して「適度」という感覚を鍛えていけば、おだやかに生きられるようになるのではないでしょうか。

例外もあります

当院のコンセプトは、患者さんそれぞれの考え方やライフスタイルに合わせていくことです。
患者さんによっては、ストイックに取り組んでもらったり、予め期間を決め、その間だけ頑張ってもらうというパターンもあります。

ですから、セルフケアをストイックに行うことを、頭から否定している訳ではありません。

しかし指導者としては、ストイックに、完璧主義的にセルフケアを行った場合、患者さんによっては逆効果になる可能性がある危険性を考慮すべきだと思うのです。

重要なのは、患者さんの性格やライフスタイルから、その方に合った適切なセルフケアの方法を導き出し、効率の良い方法を指導することだと考えています。

当院で指導しているセルフケア→頭寒足熱・冷えとり療法

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