身体や病気についての知識

セカンドオピニオンについて。ある患者さんの驚きの体験

これまで、婦人科系の症状でお悩みのクライアントさんから、さまざまなお話を伺ってきました。

その中には、複数の医師に診断してもらっているクライアントさんも少なくありません。
いわゆる「セカンドオピニオン」です。

セカンドオピニオンとは、文字通り「第二の意見」のことで、主治医以外の医師の診断を通して、自分の症例に関する客観的な意見を聞くことです。

例えば、子宮内膜症のクライアントさんに対して、手術を強くすすめる医師もいれば、実害が無いのであれば手術はせず、経過観察でも問題ないという医師もいます。

つまり、同じ症状であっても、「医師によって治療方針が大きく違うことは珍しくない」のです。

人間のやることですから、ある程度の違いはあって当然です。

しかし、中には、能力的に問題があったり、片寄った意見を押し付けてくるような医師も存在しますから、医師の治療方針や態度に不満があるようなら、セカンドオピニオンを検討してみてもいいかもしれません。

セカンドオピニオンを依頼したからこそ分かった驚きの事実

あるクライアントさんからお話を伺い、改めてセカンドオピニオンの重要性を感じました。

ご本人に了解をいただきましたので、そのクライアントさん(以後、Kさんとします)の身に何が起こったのかを時系列で書いていきたいと思います。

Kさんは会社の健康診断で※乳房のエコー検査を受けました。
(乳腺に液体が溜まる乳腺のう胞、良性のしこりである線維腺腫、悪性腫瘍の乳がんといった病気を発見できると言われている)

その際、画面を見ていた検査技師の様子を見て、嫌な予感がしたと言います。

結果的に、「この場では判断できない」と言われ、さらに精密な検査をすることをすすめられます。

「もしかすると、自分は乳ガンなのかもしれない・・」
そんな不安を抱えながら、数日後、Kさんは、ある病院で再検査を受けました。

はっきりと良性だと分かれば、その日うちに安心して帰れるはずでしたが、なんと今回も、その場では判断がつかず、さらに精密な細胞診断に回されることになってしまいました。

診断結果が出るまでの間のKさんの落ち込みようは気の毒なほどでした。

診断結果を待っている間のストレスで、症状が悪化することがあるという話がありますが、Kさんの姿を見ていて、それも十分あり得るだろうと感じました。

実際、これまでは出ていなかった不正出血の症状が現れていましたからね・・
「自分は乳ガンかもしれない」と不安になりながら過ごす日々は、相当負担だったのでしょう。

しかし、そんなストレスフルな時間も、いつかは終わるもので、検査結果を聞く日がやってきました。

結果は良性。

しかし、異形細胞が存在するとのことで、万が一悪性になる可能性を考慮し、経過観察は必要だと医師から言われたそうです。

とりあえず、ひと安心でしたが、Kさんにとっては、なんともはっきりしない、もどかしさが残る結果になってしまいました。

話はここで終わりではありません。

もどかしい気持ちをなんとかしたかったKさんは、他の病院にセカンドオピニオンを依頼したのです。

結果は驚くべきものでした。

新たな病院の医師からは、「医師が出るまでもなく、検査技師でも判別できるレベルの良性」という診断だったのです。

つまり、この医師の意見では、細胞診断などする必要はなかったということです。

しかも、その医師から、いったいどこの病院で検査したんですか?と聞かれ、Kさんが病院名を答えたところ、「ああ、あの病院はダメだからね・・」と言われたそうです。

大抵のクライアントは、医師と病院を無条件に信じているわけですから、こんな話を聞くと、何を信じればいいのか不安にもなりますよね。

しかし、冷静に考えてみれば、なんとなく神聖なイメージを投影しやすい医師も、我々と同じ人間ですからね。

素晴らしい能力や志を持った医師がいる反面、能力が低い医師や、組織として腐敗した病院も存在するということでしょう。

しかし、それを見極めるのは、素人にはなかなか難しい。
そう考えてみると、複数の医師の意見を聞くことも一つの手段ではないでしょうか。

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