春先になるとよく現れる症状として、「だるさ、眠気、疲れやすさ」などがあります。
これらの症状が現れる理由について、さまざまな考え方があると思いますが、今回は、「人間は動物であり、自然の一部である」という視点から、ダイナミックに説明してみたいと思います。
春の前の季節である冬は、あらゆる生物にとって厳しい季節といえます。
この季節を乗り切るための生存戦略はそれぞれ違いますが、基本的には、クマの冬眠のように「余計なエネルギーは使わない」という戦略が一般的です。
人間も動物ですから、冬は行動力が落ちたり、気分が落ち込んだりする傾向がありますが、これはこれで自然なことなんです。
そこまで実害が無ければ、ジタバタせず「冬とはそういうもの」と思って割り切った方が、精神衛生上楽です。
さて、ここまで説明した通り、冬は生物の生命活動が抑制されます。
これは、生体機能が低下するという意味でもあるので、冬はある程度大人しくしていればいいのですが・・
エアコンもあって暖かく、美味しいものも、楽しいイベントも盛り沢山ある冬に、なかなかそうも言ってられませんよね。
クリスマス、忘年会、お正月、新年会・・と、暴飲暴食もするでしょうし、不規則な生活にもなるでしょう。
するとどうなるか・・
冬は生体機能が低下しているので、いつもよりも「からだに老廃物が蓄積する」んです。
多くの現代人は、もともと、老廃物をからだの外に排出する力が相当弱っている上に、冬という外的要因が重なるのでなおさらです。
そして、その状態のまま春に差し掛かると、動物が冬眠から覚めるように、植物が花を咲かせるように、人間の生命力も活発になってきます。
そして、「冬の間に蓄積していた老廃物を、一気に排出しようとする」わけです。
一気に出し切れれば、一時的な症状で済むはずですが、先ほども触れたように、現代人の多くは、もともと排毒力が低下しているので、時間をかけてだらだらと老廃物を処理していくことになります。
すると、人によっては、好転反応※としてのだるさ、眠気、疲れやすさなどの症状が何日も続くということが考えられるわけです。
(好転反応(毒出し)はなぜ起こるのか?)
ということで、春先によく現れる、だるさ、眠気、疲れやすさを抑えたいのであれば、冬の時期から、意識してからだのケアを行うのが一番です。
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